2020/04/22 01:41

スマホケースを選ぶときデザインも大切ですが、落としても心配無用の頑丈なiPhoneケースを装着したいものです。iPhoneケースによく採用されているポリカーボネート素材ですが、そもそもポリカーボネートとは何なのか、なぜ選ばれるのか、具体的な特徴を徹底解説します。


ポリカーボネートとは

ポリカーボネート(英: polycarbonate)は、熱可塑性プラスチックの一種です。熱を加えると溶けて、冷すと硬くなり、再度熱すれば溶けます。可塑性は、熱により分子運動が激しくなり柔らかくなるため、さまざまな形状にすることができます。

高温低温に強いのでアイロンやドライヤーなどの家庭電化製品の部品にも採用されており、変形しにくいのでテレビのバックライト部品などでも使われています。ポリカーボネートは家庭用品から輸送機器まで幅広く活躍する素材です。

ポリカーボネートのメリット

幅広く活躍するポリカーボネートですが、iPhoneケースの素材として凄いと感じた所をまとめてみました。

  1. 耐衝撃性に強く、ポリカーボネートの耐衝撃性は一般的なガラスの250倍以上といわれています。
  2. 耐熱性が高く変形しにくいので電化製品などでよく使われています。耐熱温度は120℃~130℃と樹脂の中では高い耐性をもっており、耐寒性は-100℃程度なので低温にも強い素材といえます。
  3. 薄くて軽いので、iPhoneケースをひとつ15グラムで作ることができます。15グラムとはお水大さじ1杯の重さです。手の上にお水15グラムのせていただくとわかるのですが、その軽さに驚きます。
  4. 寸法安定がよく加工しやすので、弊社のiPhoneケースは薄さ1mmでお作りしています。iPhone側面の美しい湾曲部分も薄さ1mmで同じように湾曲してiPhoneにぴったりと装着することができます。
  5. 保護性が高く埃や塵などを防ぎます。耐衝撃が強くiPhoneにぴったりと装着できることから保護性が高いともいえます。
  6. 透明性が高いので、眼鏡やカメラのレンズでもポリカーボネートは使われています。可視光線透過率80%~90%でガラス同等の透明性です。